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2025.08.04

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15歳からの選択肢-2

15歳からの選択肢

―義務教育終了後の進路と放課後等デイサービスの役割―

私たち「未来ワークFUKUMOTO」は、神奈川県小田原市で中高生を対象とした放課後等デイサービスを運営しています。近年、「中学卒業後はどうなるの?」「高校に進んだら支援は?」といった進路相談をいただく機会が増えています。今回は、義務教育終了後の進路と放課後等デイサービスの役割についてご紹介します。

義務教育終了後の進路

日本では中学卒業(15歳)までが義務教育。その後は以下のような道があります。

  • 高等学校(全日制・定時制・通信制)
    特別支援学校高等部や通級による支援が受けられる高校など、柔軟な学び方が選べます。
  • 専修学校・各種学校
    美容・調理・情報技術などを学ぶ専門校で、障がいのあるお子様を受け入れるところもあります。2024年法改正により、在籍中でも放デイ利用が可能に。
  • 就労・職業訓練
    15歳で就労を選ぶ場合は、職業訓練校や就労支援サービスと連携して準備を進めます。

進路を選ぶときの視点

15歳は大きな分岐点ですが、将来像を描くのは容易ではありません。特に発達障がいや知的障がいのあるお子様は、自分の得意・不得意を言語化するのが難しいこともあります。

  • 集団行動が好き/苦手
  • 手作業の得手不得手
  • 興味のある分野
  • 落ち着いて過ごせる環境

こうした日常の様子からヒントを得て、焦らず選択肢を広げていくことが大切です。

放課後等デイサービスは“その後”も利用できる

以前は放デイ利用は「就学中の障がい児」に限られていましたが、2024年6月の法改正により、市町村判断で専修学校等の在学者も利用可能に。支援が突然途切れる不安が減り、安心して次のステップに進めます。

自立への橋渡しとしての放デイ

未来ワークFUKUMOTOでは、高校生や専修学校生に対し、将来を見据えた支援を行っています。

  • 職業理解や自己理解(職業カード、SST)
  • 生活スキル(お金の管理、交通機関の利用、身だしなみ)
  • 保護者面談・進路相談
  • 就労支援事業所との連携

「どんな仕事が向いている?」「通勤はできる?」といった不安に寄り添い、少しずつ“できること”を増やしていきます。

選択肢を知ることが力になる

進路に正解はありません。保護者が情報を知り、「こんな道もある」と共有することが大切です。

  • 通信制高校で自分のペースで学ぶ
  • 就労支援を活用して社会経験を積む
  • B型事業所で働く
  • 移行支援を利用し障害者雇用を目指す

いずれも「その子らしい」選択肢になり得ます。

私たちの想い

進路選びは迷いの連続ですが、それは未来を真剣に考えている証です。「学校には相談しづらい」「家では話が進まない」そんなときはぜひご相談ください。放課後等デイサービスは“今”を支えると同時に、“その先”を見据える場でもあります。地域でお子様の未来を応援していきましょう。

まとめ

15歳以降は進路の幅が広がり、選択が求められます。放課後等デイサービスは、その橋渡し役として、お子様の成長と可能性を広げる支援を続けます。迷ったときこそ、安心して相談できる場でありたいと願っています。